大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問42 (生物基礎(第2問) 問1(1))

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問42(生物基礎(第2問) 問1(1)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

A  「胆汁には脂肪の消化を助ける作用がある」と授業で学んだマオさんとナツさんは、この作用について調べることにした。

マオ:脂肪の分解は消化酵素のリパーゼが行っているから、胆汁は脂肪を直接分解しているのではないということだね。胆汁はリパーゼの作用に関わっているのかもしれないね。
ナツ:実験して調べてみようよ。脂肪がリパーゼで分解されると、脂肪酸ができて反応液が酸性に傾くはずだから、この変化を検出する方法を考えればいいね。牛乳には脂肪が含まれているから、基質(酵素が作用する物質)に使えないかな。
マオ:牛乳にリトマスの粉末を溶かしたリトマスミルクというのがあるよ。リトマス紙と同じように、pHがアルカリ性から中性の範囲だと青色に、酸性だと赤色になるんだ。アルカリ性・酸性の度合いが強くなると、それぞれの色も濃くなるよ。
ナツ:リトマスミルク中の脂肪が分解されれば、色が変化するはずだね。さっそく実験1をやってみよう。

実験1 試験管a〜eを用意し、表1に従って、リトマスミルク、リパーゼ溶液、100℃で処理したリパーゼ溶液、蒸留水、水分を除去して粉末にした胆汁(以下、胆汁の粉末)を、それぞれ該当する試験管に入れて、よく攪拌(かくはん)した。
37℃で1時間反応させた後、反応液の色調を観察したところ、図1のようであった。なお、胆汁の粉末がリトマスミルクの色を直接変化させることはないものとする。

実験1の操作および結果から、二人は次の結論1を得た。これらの結論を得るために二人が比較した試験管の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

結論1:リパーゼには、脂肪を分解する作用がある。
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  • a,b
  • a,c
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  • b,d
  • b,e
  • c,d
  • c,e
  • d,e

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