大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問62 (地学基礎(第2問) 問2)
問題文
日本近海を流れる黒潮は、大量の暖かい海水を輸送し、その流路の付近では水温が高い。このことは、周辺の気象や海洋生物の分布に大きな影響を与えている。日本近海の年平均海面水温を次の図2に示す。図2を参考にして、黒潮の典型的な流路の模式図として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問62(地学基礎(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
日本近海を流れる黒潮は、大量の暖かい海水を輸送し、その流路の付近では水温が高い。このことは、周辺の気象や海洋生物の分布に大きな影響を与えている。日本近海の年平均海面水温を次の図2に示す。図2を参考にして、黒潮の典型的な流路の模式図として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、黒潮の流路と海面水温分布の関係をもとに判断します。
奄美大島のすぐ北に、周囲より高温である25℃の領域が見られるため、黒潮は奄美大島の北側を通ります。
また、日本列島の太平洋沿岸は、関東沖から北に向かって温度減少が著しいため、黒潮が日本列島に沿って北上したとは考えにくく、千葉県沖から東へと進んだと考えられます。
したがって正しい模式図は、
・奄美大島の北側を通る
・千葉県沖から東へ進む
という条件を満たすものです。
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02
図2は、日本周辺の年平均海面水温の分布を示してします。
等温線の分布を見ると、低緯度ほど水温が高く、高緯度ほど水温が低い傾向が見られます。
しかし、日本の太平洋側では、同じ緯度でも南岸付近で水温が高くなっています。これは、暖流である黒潮によって暖かい海水が北へ運ばれているためです。
図2では、20℃や25℃の等温線が南西から北東へ広がっています。このことから、台湾の東側から北上し、九州・四国・本州へと流れていることが読み取れます。
まず、黒潮とは、北赤道海流を起源とする暖流で、日本の太平洋側を北上する強い海流です。特徴としては、水温が高い、流速が速い、塩分が高い、幅が比較的狭い帯状構造が挙げられます。
そして、日本付近では、黒潮は九州南東沖から四国南沖、紀伊半島沖を通り、日本の太平洋岸に沿って南西から北東へ流れます。
そのため、黒潮の模式図として、適切なものは、①太平洋側を流れる、②高温帯として現れる、③蛇行することがある、この三点が見られるものとなります。
黒潮が蛇行するのは、①強い流れによる力学的不安定、②海底地形の影響、③周囲の水温・密度差の三点の要素によって蛇行します。つまり、強すぎる流れはまっすぐに進めないということです。
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