大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問134 (生物(第5問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問134(生物(第5問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ヒロミさんとカオルさんは、春の植物園を散策しながら植物について話をした。

ヒロミ:植物は、胞子で繁殖するか、種子で繁殖するかで分類されるんだよね。
カオル:(a)植物の分類には、他の特徴の違いも重要だよ。種子で繁殖する植物は、子房の有無だけではなく、(b)受精の仕組みでも分類できるよ。被子植物は(c)重複受精だしね。
ヒロミ:そうか。でも、被子植物のそれぞれの種では、重複受精は共通していても、花の構造には違いがあるみたい。例えば、ヤマザクラの花には、がく片、花弁、おしべ、めしべがあるけど、ハクモクレンやスイセンの花には、がく片が見あたらないよ。
カオル:そういえば、子葉の数にも違いがあるって中学校で習ったね。(d)被子植物の花の構造や子葉の数の違いは、系統と関係があるのかな。授業で系統樹の作成法を習ったから、後で調べてみよう。
ヒロミ:ここにあるアオキの花を見てよ。おしべがない花(雌花)だけを持つ雌株と、めしべがない花(雄花)だけを持つ雄株とがあるよ。
カオル:植物でも性染色体が性決定に関係しているものがあるのかな。
ヒロミ:そうかもしれないね。(e)おしべやめしべが発達しなくなる仕組みにも、性染色体が関わっていたら面白いね。ホメオティック遺伝子も関係しているのかもしれないよ。
カオル:そういう論文がないか、この後、図書館に寄って調べてみよう。

下線部(e)に関連して、二人は、カキのなかまで雌株と雄株がみられる植物Aが、雌花と雄花を形成する仕組みについて説明した資料1を図書館で見つけた。資料1によれば、図2のように、雌花では発達しためしべと未発達なおしべが、雄花では発達したおしべと未発達なめしべがみられる。後の記述a~cのうち、資料1から導かれる考察として適当な記述はどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

資料1
植物Aの株の性は、XY型(XXが雌、XYが雄)の性染色体上の遺伝子によって決定されている。X染色体には、Y染色体上にはない調節遺伝子Kが存在する。調節遺伝子Kは、花器官の形成に必要な三つのクラス(A、B、C)のホメオティック遺伝子のうち、Bクラス遺伝子の機能を抑制する働きのほか、めしべの発達に必要な遺伝子の機能を促進する働きとを持つ。調節遺伝子Kが働くことで、雌株で雌花を形成する。他方、Y染色体には、X染色体上にはない調節遺伝子Lが存在する。調節遺伝子Lは、調節遺伝子Kから合成されたmRNAを分解する働きを持つ。このことにより、雄株で雄花を形成する。

a  雌花では、調節遺伝子Kの働きにより、Bクラス遺伝子の機能が抑制され、Cクラス遺伝子が茎頂分裂組織の全体で働くようになり、発達しためしべがみられるようになる。
b  雌花では、調節遺伝子Kの働きにより、Bクラス遺伝子の機能が抑制され、発達したおしべがみられなくなる。
c  雄花では、調節遺伝子Lの働きにより、調節遺伝子Kが働かなくなり、発達しためしべがみられなくなる。
問題文の画像
  • a
  • b
  • c
  • a、b
  • a、c
  • b、c
  • a、b、c

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