大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問26 (化学基礎(第2問) 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問26(化学基礎(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0  C 12  N 14  O 16  Ar 40

 

宇宙ステーションの空気制御システムに関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

宇宙ステーションで人が生活するには、宇宙ステーション内の空気に含まれる酸素O2と二酸化炭素CO2の濃度を適切に管理する空気制御システムが必要である。空気制御システムでは、次の式(1)に示すように、水H2Oの電気分解を利用してO2が供給される。また、補充するH2Oの量を削減するために、式(2)のサバティエ反応の利用が試みられている(図1)。この反応では、触媒を用いてCO2と水素H2からメタンCH4とH2Oを生成するため、人の呼気に含まれるCO2の酸素原子をH2Oとして回収できる。

式(1)の電気分解に関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。

問題文の画像
  • 陽極側ではO2が発生する。
  • 発生するO2は、水上置換法で捕集できる。
  • 式(1)の反応は酸化還元反応である。
  • 電気分解で発生するH2とO2の質量比は1:16となる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

電気分解について理解を深めましょう💡

選択肢1. 陽極側ではO2が発生する。

【陽極の反応】

4OH- → O2 + 2H2O +4e-
 

【陰極の反応】

2H2O + 2e- → H2 +2OH-

 

反応式より、陽極側からO2が発生することがわかります。

したがって、正解です。

選択肢2. 発生するO2は、水上置換法で捕集できる。

O2は水に溶けにくいため、水上置換法で集めることができます。

したがって、正解です。

選択肢3. 式(1)の反応は酸化還元反応である。

陰極で電子を受け取っているため還元反応、陽極で電子を放出しているため酸化反応しています。

したがって、正解です。

選択肢4. 電気分解で発生するH2とO2の質量比は1:16となる。

式(1)より、H2は2分子、O2は1分子であることがわかります。つまり、分子数の比はH2 : O2 = 2 mol : 1 molです。

H2のモル質量は2 g/mol、O2のモル質量は32 g/molなので、質量比は以下のように求まります。

H2 : O2 = 2 mol × 2 g/mol : 1 mol × 32 g/mol  = 4 g : 32 g  = 1 : 8 

したがって、不正解です。

参考になった数0