大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問43 (生物基礎(第2問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問43(生物基礎(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

ヒトの体内環境の維持に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

理科室に置いてある人体模型にぶつかってしまい、内部にあった各器官の模型を床に散乱させてしまった。そこで、内部が空洞になった人体模型(図1)に、まず、からだの左側の腎臓の模型(図2)と腎臓につながる血管の模型(図3)をもとの位置に戻すことにした。腎臓の模型には3本の管(管A~C)があり、このうち管A、管Bは血管であった。管Aの血管壁は管Bの血管壁よりも厚かったので、管( ア )を血管の模型の静脈に接続し、もう一方の管を動脈に接続した。同様にして、右側の腎臓の模型と血管の模型を接続した後、これらをもとの位置である図1中の部位( イ )に戻した。

ブタの腎臓は、構造や大きさがヒトの腎臓とよく似ている。健常なブタの腎臓の腎動脈の切断口から、薄めた墨汁をゆっくりと注入した。この腎臓を縦に切断したとき、切断面に見られる墨汁の黒い成分の分布を示した模式図として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、墨汁中の黒い成分は、炭素を含む微粒子が結合したタンパク質である。
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この過去問の解説 (2件)

01

まずは、問題文を整理しましょう。

・注入した場所:腎動脈

・注入物:薄めた墨汁

・墨汁の黒い成分:炭素を含む微粒子が結合したタンパク質(粒子は、細胞よりは小さいが、分子よりはかなり大きい)

 

腎動脈の流れは、「腎動脈→細動脈→糸球体→細動脈→毛細血管→腎静脈」です。

また、腎臓の断面は、外側:皮質(糸球体が多い)と内側:髄質に分けられます。

 

糸球体では、ろ過が起こります。しかし、今回の墨汁はタンパク質が結合した微粒子で、粒子が大きいため、糸球体でろ過する事ができません。

 

つまり、墨汁は、腎動脈から入り、糸球体までは到達するが、髄質へは出られないということです。

よって、皮質の血管部分は黒くなるが、髄質や尿細管内部は黒くなりません。

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02

尿は、皮質にある糸球体で血液をろ過することでつくられます。
 

墨汁を血液とみなして考えます。

墨汁は粒が大きいため、糸球体でろ過することができません。したがって、墨汁は皮質を中心に広がり、髄質や腎盂(じんう)には分布しにくくなります。

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