共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問63 (地学基礎(第4問) 問3)
問題文
次の文章中の( エ )・( オ )に入れる語と数値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
次の図2は、1924年10月に西表(いりおもて)島近くの海底火山から噴出した軽石が漂流した経路の模式図である。軽石は北太平洋の亜熱帯を( エ )に流れる環流などによって日本近海を漂流するが、軽石が通過した位置と日にちの情報を集めると、各地の海流の速さの違いがわかった。たとえば軽石が区間N1 ― N2(経路長約300km)、区間S1 ― S2(経路長約1200km)を海流のみによって移動したとすると、これらの区間において、黒潮の平均的な速さは対馬海流の平均的な速さの約( オ )倍と推定できる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問63(地学基礎(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章中の( エ )・( オ )に入れる語と数値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
次の図2は、1924年10月に西表(いりおもて)島近くの海底火山から噴出した軽石が漂流した経路の模式図である。軽石は北太平洋の亜熱帯を( エ )に流れる環流などによって日本近海を漂流するが、軽石が通過した位置と日にちの情報を集めると、各地の海流の速さの違いがわかった。たとえば軽石が区間N1 ― N2(経路長約300km)、区間S1 ― S2(経路長約1200km)を海流のみによって移動したとすると、これらの区間において、黒潮の平均的な速さは対馬海流の平均的な速さの約( オ )倍と推定できる。
- エ:反時計回り オ:2
- エ:反時計回り オ:8
- エ:時計回り オ:2
- エ:時計回り オ:8
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この過去問の解説 (3件)
01
軽石が北太平洋を漂流する経路と、異なる区間での流速を比較する問題です。
北太平洋の亜熱帯環流の向きと、流速計算の方法が理解のポイントです。
では、問題を見てみましょう。
【エについて】
北太平洋の亜熱帯環流は偏西風と貿易風に駆動され、時計回りに流れます。
北太平洋では黒潮(日本の東岸)・北太平洋海流(東向き)・カリフォルニア海流(南向き)・北赤道海流(西向き)がこの循環を形成します。
【オについて】
流速 = 距離 ÷ 時間 であるため、流速の比は次のように計算できます。
黒潮(S1-S2)の速さ ÷ 対馬海流(N1-N2)の速さ
= (1200km ÷ S1-S2の通過時間) ÷ (300km ÷ N1-N2の通過時間)
=(1200(km)÷59(日))÷(300(km)÷30(日))
= 約20÷10
= 約2
・北太平洋の亜熱帯環流は時計回り(南半球は反時計回り)
・流速 = 距離 ÷ 時間
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02
北太平洋の亜熱帯環流の流れる向きと、漂流日数・距離から海流の速さの比を求められるかを問う問題です。
北太平洋の亜熱帯環流は、時計回りに流れます。
また、
N1→N2: 約300 km を 5月25日から6月24日まで → 30日
S1→S2: 約1200 km を 4月1日から5月30日まで → 59日
なので、速さの比は
(1200/59)/(300/30)≈2
となります。
したがって、黒潮の平均的な速さは対馬海流の平均的な速さの約2倍です。
以上より、正しい選択肢は、
エ:時計回り
オ:2
です。
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03
北太平洋の亜熱帯環流は、「時計回り」です。
「区間N1ーN2(経路長約300km)、区間S1―S2(経路長約1200km)を海流のみによって移動したとする」。
①N1→N2は、日本海側の対馬海流。
・N1:5月25日
・N2:6月24日
その差は、30日。距離は約300km。
300÷30=10km/日
②S1→S2は、太平洋側の黒潮。
・S1:4月1日
・S2:5月30日
その差は、59日。距離は約1200km。
1200÷59≒20km/日
黒潮÷対馬=20÷10=2
よって、黒潮の平均的な速さは対馬海流の平均的な速さの約「2」倍と推定できます。
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