共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問4 (物理基礎(第1問) 問4)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問4(物理基礎(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

縦波について説明した次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる式と記号の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

図5の(ⅰ)のように、振動していない媒質に等間隔に印をつけた。この媒質中を、ある振動数の連続的な縦波が右向きに進んでいる。ある瞬間に、媒質につけた印が図5の(ⅱ)のようになった。ただし、破線は(ⅰ)と(ⅱ)の媒質上の同じ印を結んでいる。また、媒質が最も密になる位置の間隔はLであった。
そのあと、再び初めて(ⅱ)のようになるまでに経過した時間がTであるならば、縦波が媒質中を伝わる速さは( ウ )である。
また、(ⅱ)のa、b、c、dのうち( エ )の部分では、媒質の変位はすべて左向きである。
問題文の画像
  • ウ:LT  エ:a
  • ウ:LT  エ:b
  • ウ:LT  エ:c
  • ウ:LT  エ:d
  • ウ:L/T  エ:a
  • ウ:L/T  エ:b
  • ウ:L/T  エ:c
  • ウ:L/T  エ:d

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題のポイントは、縦波(疎密波)を読み取る2つの視点です。
(ⅱ)の図は連続的な縦波が右向きに進んでいるときの様子ですが
全体を見る視点では、密の位置が一定の速さで左から右に進んでいるように見えます。
媒質の1点を見る視点では、点はその場で振動しており、疎から密に引き寄せられる向きに動いています。


(ウ)について
全体を見る視点で考えます。
(ⅱ)の状態のあと再び初めて(ⅱ)のようになるとき、この波は1回振動したと言えます。
このとき、元々左にあった密が右にLだけ移動しています。波長は波が1回振動するあいだに進む距離なので、この波の波長はLです。周期は波が1回振動するあいだにかかった時間なので、Tです。

時間Tが経過する間に密の位置がL進んでいることから、この縦波が伝わる速さは「速さ=距離÷時間」の公式よりL/Tとわかります。

(ウ):L/T


(エ)について
媒質の1点を見る視点で考えます。

それぞれの点は、疎から密に引き寄せられる向きに動くことより
a:左側に密があるので、左に動いています。
b:疎となっているので、bの中心から左右に広がっています(中心は静止)
c:右側に密があるので、右に動いています。
d:密となっているので、dの中心に向かって集まっています(中心は静止)

(エ):a

選択肢5. ウ:L/T  エ:a

こちらが正解となります。

まとめ

媒質の図が、どのような動きをしているのかイメージできるといいと思います。
<全体を見る視点>密の位置は左から右に進み、また左から密と疎が交互に発生し続けているように見えます。
<媒質の1点を見る視点>それぞれの点は疎の中心から密に向かって動いています。(疎密自体の移動に合わせて、動く向きは変わります。)

 

また「速さ=距離÷時間」の公式を使いましたが、このことより「波の進む速さ=波長÷周期」の公式が成り立ちます。
 

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02

この問題における、波長はL、周期はTであることがわかります。

そのため、この縦波の速さは

 

速さ=波長÷周期

 

のため

(ウ):L/T

であるとわかります。

 

 

縦波は別名疎密波とも呼ばれます。

今回の問題では、図5の(ii)において、Lの矢印の両端が「密」になっているので、

物体はそれぞれ両端に向けて動き、真ん中は動いていないことがわかります。

よって

a:すべて左に

b:真ん中は動かず、両側へ広がる

c:すべて右に

d:真ん中は動かず、両側か集まる

ことがわかります。

 

(エ):a

まとめ

縦波についても波長や速さの公式は変わりません。

一方、物体の動きについては縦波特有の疎密が大事になってくるので理解しておきましょう。

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03

解答 ウ:L/T  エ:a

 

解説

ウの解説

・解法1

密どうしの間隔Lは波長の長さに相当します。

また問題文より、Tはこの波の周期に相当することがわかります。

波の速さ=波長÷周期 で計算できるので、

答えは ウ:L/T となります。

 

・解法2

ウは速さに関する問題なので単位が「長さ÷時間」のものになっている必要がありますが、

選択肢は「LT」が「L/T」のどちらかしかなく、

単位に着目するだけで ウ:L/T とわかります。

 

 

エの解説

(i)と(ii)の図の対応する印の位置を比較してみましょう。

aの部分ではすべて左にずれていることがわかります。

cの部分ではすべて右にずれていることがわかります。

bとdの部分では中央の点が動いていません。

 

よって答え(全て左向きの変位となっているもの)は エ:a となります。

選択肢5. ウ:L/T  エ:a

この選択肢が正解となります。

 

まとめ

縦波の波長は、密と密の間隔です。

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