共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問7 (物理基礎(第2問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問7(物理基礎(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ドライヤーで消費される電力を考える。ドライヤーの内部には、図3のように、電熱線とモーターがあり、電熱線で加熱した空気をモーターについたファンで送り出している。ドライヤーの電熱線とモーターは、100Vの交流電源に並列に接続されている。ドライヤーを交流電源に接続してスイッチを入れると、ドライヤーからは温風が噴き出した。ただし、モーターと電熱線以外で消費される電力は無視できるものとする。

ドライヤー全体で消費されている電力P、電熱線で消費されている電力Ph、モーターで消費されている電力Pmの関係を表す式として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • P=(Ph+Pm)/2
  • P=Ph=Pm
  • 1/P=1/Ph+1/Pm
  • P=Ph+Pm

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題のポイントは

電力(P)=電流(I)×電圧(V)の関係です。

 

電熱線とモーターは並列でつながれているので

全体にかかる電圧=電熱線を流れる電圧=モーターを流れる電圧=100V

全体を流れる電流=電熱線を流れる電流+モーターを流れる電流

です。

 

このとき電熱線を流れる電流をIh、モーターを流れる電流をImとすると

電熱線で消費される電力Ph=100×Ih 

モーターで消費される電力Pm=100×Im  と表すことができます。

 

また全体を流れる電流はIh+Imであることから、全体で消費される電力は

P=100×(Ih+Im)=100×Ih+100×Im=Ph+Pm

と表すことができます。

よって、P=Ph+Pmが正解です。

選択肢4. P=Ph+Pm

こちらが正解となります。

まとめ

電流が「電気の量」、電圧が「電気を流そうとする力(勢い)」とすると、電力(電流×電圧)は「その電気が実際に行える仕事量」を表します。これは、抵抗で発生する単位時間(秒)あたりのジュール熱に等しく、単位はW(ワット)です。

 

例えば100Wの電球と50Wの電球では、100Wの電球の方がパワーが大きいので明るいです。

また日本の一般家庭の電圧は100Vで等しいので、100Wの電球を流れる電流の方が50Wの電球より大きくなっています。

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02

この問題では、電力=電圧×電流ということを使います。

ヒーターとファンが並列なことから電圧は等しいことが、

また電流については、電源から流れる電流I=ヒーターの電流Ih=モーターの電流Im

とわかります。

 

今求めたい、全体の電力Pは

P=IV

=(Ih+Im)V

=IhV+ImV

=Ph+Pm

 

よって、Ph+Pmが答えです。

まとめ

電力=電圧×電流

を適切に用いて直列や並列の条件をうまく整理して使いましょう。

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03

解答 P=Ph+Pm

 

解説

問題を要約すると、

・P:ドライヤー全体の消費電力

・Ph:電熱線の消費電力(添え字はheaterのh)

・Pm:モーターの消費電力(添え字はmotorのm)

・モーターと電熱線以外の消費電力は無視

ということになり、エネルギー保存則を単位時間あたりで考えれば、

直ちに答えが P=Ph+Pm であることがわかりますが、

念のため計算式を解説しておきましょう。

 

モーターと電熱線は並列(電圧Vが等しい)ということに注意して、

P

=V2/R合成

=V2(1/Rh + 1/Rm)   (1/R合成=1/Rh + 1/Rm)

=V2/Rh + V2/Rm

=Ph+Pm

となります。

選択肢4. P=Ph+Pm

この選択肢が正解となります。

まとめ

電力の公式 P=VI=RI2=V2/R を復習しておきましょう。

参考になった数0