大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問28 (化学基礎(第2問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問28(化学基礎(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

エタノールC2H5OHは世界で年間およそ1億キロリットル生産されており、その多くはアルコール発酵を利用している。アルコール発酵で得られる溶液のエタノール濃度は低く、高濃度のエタノール水溶液を得るには蒸留が必要である。エタノールの性質と蒸留に関する、次の問いに答えよ。

エタノールに関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 水溶液は塩基性を示す。
  • 固体の密度は液体より大きい。
  • 完全燃焼すると、二酸化炭素と水が生じる。
  • 燃料や飲料、消毒薬に用いられている。

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この過去問の解説 (1件)

01

エタノールを話題に様々な知識を問われています。

選択肢1. 水溶液は塩基性を示す。

アルコールの電離度は非常に小さくほとんど電離しません。

そのため水溶液は中性を示します。
電離した場合はCH3CH2O-とHになりH+があるため、どちらかというと酸性寄りで

塩基性ではありません。

よって、間違いです。

選択肢2. 固体の密度は液体より大きい。

一般に密度は気体<液体<固体の順に大きくなります。
よって正解です。
例外で水のみ、密度が気体<固体<液体の順に大きくなります。

選択肢3. 完全燃焼すると、二酸化炭素と水が生じる。

C、H、Oから成る有機物が完全燃焼するとCO2とH2Oができるため、正解です。
燃焼反応の化学反応式を書くと次のようになります。
C2H5OH+3O2→2CO2+3H2O

選択肢4. 燃料や飲料、消毒薬に用いられている。

植物から作られるエタノールはバイオエタノールと呼ばれ燃料として使われています。
お酒に入っているアルコールはエタノールです。
エタノールは一部の微生物がもつ膜であるエンベロープやたんぱく質を破壊します。
そのため消毒に利用されています。
100%よりも70~80%のエタノールのほうが微生物の表面になじみやすいため

消毒用エタノールの濃度は約70~80%に調整されています。

正解です。

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