大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問47 (生物基礎(第3問) 問3)
問題文
年降水量の多い日本列島では、主にa気温によってバイオームが決まる。中部地方の内陸から東北地方を経て北海道南部にまで主に見られるバイオームは、ブナなどの落葉広葉樹が優占する夏緑樹林と、そこに生息する生物とから成立している。
ブナの葉を食うガであるブナアオシャチホコ(以下、ブナアオ)の幼虫は、しばしば大発生して一帯の葉を食いつくすことがある。bこの幼虫は、日当たりの良い林冠につくられる陽葉よりも、日当たりの悪い下層につくられる陰葉から食い始める。
cブナアオが大発生すると、その幼虫を食う甲虫のクロカタビロオサムシが追いかけるように大発生する。同様に、ブナアオの蛹(さなぎ)を栄養源とする菌類のサナギタケも大発生する。そのため、ブナアオの大発生は長続きしない。
下線部cについて、このような食物連鎖を含む生態系におけるブナアオ、クロカタビロオサムシ、およびサナギタケの栄養段階の組合せとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問47(生物基礎(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
年降水量の多い日本列島では、主にa気温によってバイオームが決まる。中部地方の内陸から東北地方を経て北海道南部にまで主に見られるバイオームは、ブナなどの落葉広葉樹が優占する夏緑樹林と、そこに生息する生物とから成立している。
ブナの葉を食うガであるブナアオシャチホコ(以下、ブナアオ)の幼虫は、しばしば大発生して一帯の葉を食いつくすことがある。bこの幼虫は、日当たりの良い林冠につくられる陽葉よりも、日当たりの悪い下層につくられる陰葉から食い始める。
cブナアオが大発生すると、その幼虫を食う甲虫のクロカタビロオサムシが追いかけるように大発生する。同様に、ブナアオの蛹(さなぎ)を栄養源とする菌類のサナギタケも大発生する。そのため、ブナアオの大発生は長続きしない。
下線部cについて、このような食物連鎖を含む生態系におけるブナアオ、クロカタビロオサムシ、およびサナギタケの栄養段階の組合せとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- ブナアオ:生産者 クロカタビロオサムシ:一次消費者 サナギタケ:一次消費者
- ブナアオ:生産者 クロカタビロオサムシ:一次消費者 サナギタケ:二次消費者
- ブナアオ:生産者 クロカタビロオサムシ:一次消費者 サナギタケ:三次消費者
- ブナアオ:一次消費者 クロカタビロオサムシ:二次消費者 サナギタケ:一次消費者
- ブナアオ:一次消費者 クロカタビロオサムシ:二次消費者 サナギタケ:二次消費者
- ブナアオ:一次消費者 クロカタビロオサムシ:二次消費者 サナギタケ:三次消費者
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