大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問64 (地学基礎(第4問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問64(地学基礎(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

自然環境と災害に関する次の問いに答えよ。

気象災害や環境問題に関する文について、下線部に注意して、誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • フロンガスによって成層圏のオゾンが増加すると、地表面まで到達する紫外線の量が増加し、地上の生物に悪影響を及ぼすことがある。
  • 人間活動で放出された硫黄酸化物・窒素酸化物が雨水に溶け込んで、強い酸性を示す雨が降り、生態系に影響を及ぼしたり、建築物などに被害をもたらすことがある。
  • 前線や台風の周辺で次々に積乱雲が発生することで、局地的に激しい降雨(集中豪雨)がもたらされ、水害や土砂災害が発生することがある。
  • 春季を中心として、黄砂が偏西風に乗って中国北部や日本に飛来し、健康障害や視界不良による交通障害など人間活動に大きな影響を与えることがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、気象・環境について問われています。

選択肢1. フロンガスによって成層圏のオゾンが増加すると、地表面まで到達する紫外線の量が増加し、地上の生物に悪影響を及ぼすことがある。

「フロンガスによって成層圏のオゾンが増加すると紫外線が増える」とありますが、これは逆です。フロンガスはオゾン層を破壊するため、結果として地表に届く紫外線が増え、生物に悪い影響を及ぼします。

よって、この選択肢は誤りとなります。

選択肢2. 人間活動で放出された硫黄酸化物・窒素酸化物が雨水に溶け込んで、強い酸性を示す雨が降り、生態系に影響を及ぼしたり、建築物などに被害をもたらすことがある。

硫黄酸化物・窒素酸化物が雨に溶けることで、酸性雨となります。この酸性雨によって、森林が枯死し、湖の生態系を破壊し、建物の劣化を招きます。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

選択肢3. 前線や台風の周辺で次々に積乱雲が発生することで、局地的に激しい降雨(集中豪雨)がもたらされ、水害や土砂災害が発生することがある。

前線や台風の周辺で積乱雲が発生し、集中豪雨がもたらされるのは正しいです。集中豪雨は、短時間に大量の雨を降らせ、洪水や土砂災害を発生させる可能性があります。

選択肢4. 春季を中心として、黄砂が偏西風に乗って中国北部や日本に飛来し、健康障害や視界不良による交通障害など人間活動に大きな影響を与えることがある。

黄砂が偏西風によって飛来し、呼吸器への影響や視界不良を起こします。偏西風は、主に中国・モンゴルで発生し、偏西風に乗って日本へ来ます。

よって、この選択肢は正しいと言えます。

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02

正解は、「フロンガスによって成層圏のオゾンが増加すると、地表面まで到達する紫外線の量が増加し、地上の生物に悪影響を及ぼすことがある。」です。

選択肢1. フロンガスによって成層圏のオゾンが増加すると、地表面まで到達する紫外線の量が増加し、地上の生物に悪影響を及ぼすことがある。

誤りです。

成層圏のオゾンは、太陽の紫外線をさえぎる役目を持っています。
そのため、オゾンが増えるなら紫外線は減りやすくなります。実際には、フロンガスは成層圏でオゾンを減らす原因の一つとして知られています。

選択肢2. 人間活動で放出された硫黄酸化物・窒素酸化物が雨水に溶け込んで、強い酸性を示す雨が降り、生態系に影響を及ぼしたり、建築物などに被害をもたらすことがある。

適切です。

工場や自動車などから出る硫黄酸化物や窒素酸化物が、空気中の水分に溶けて酸性の雨になり、森林や湖、建物に悪い影響を与えることがあります。

選択肢3. 前線や台風の周辺で次々に積乱雲が発生することで、局地的に激しい降雨(集中豪雨)がもたらされ、水害や土砂災害が発生することがある。

適切です。

前線や台風のまわりは空気が強く上に持ち上げられ、積乱雲が発達しやすくなります。短時間に雨が強く降ると、川の増水や土砂くずれにつながります。

選択肢4. 春季を中心として、黄砂が偏西風に乗って中国北部や日本に飛来し、健康障害や視界不良による交通障害など人間活動に大きな影響を与えることがある。

適切です。

黄砂は春ごろに多く、風に乗って広い地域へ運ばれます。空がかすんで見えにくくなったり、のどや目への刺激などが問題になることがあります。

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