大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問69 (物理(第1問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問69(物理(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

理想気体が容器内に閉じ込められている。図4は、この気体の圧力pと体積Vの変化を表している。はじめに状態Aにあった気体を定積変化させ状態Bにした。次に状態Bから断熱変化させ状態Cにした。さらに状態Cから定圧変化させ状態Aに戻した。状態A,B,Cの内部エネルギーUA,UB,UCの関係を表す式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • UA<UB<UC
  • UA<UC<UB
  • UB<UA<UC
  • UB<UC<UA
  • UC<UA<UB
  • UC<UB<UA
  • UB=UC<UA
  • UA<UB=UC

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この過去問の解説 (2件)

01

理想気体の内部エネルギーは温度Tに比例します。
PV=nRTより、T∝PVであることから座標で最も原点に近いAの内部エネルギーが最低であることが分かります。
また、B⇒Cは断熱変化であり、外部からのエネルギーの出入りはありません。
その中で体積を膨張させるためにはエネルギーが必要となります。
つまり、Bの方がCより内部エネルギーは高くなります。

選択肢2. UA<UC<UB

これが正解です。

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02

解答 UA<UC<UB

 

解説

情報を整理します。

A→B: 定積変化(圧力上昇)

B→C: 断熱膨張

C→A: 定圧圧縮

 

まず断熱膨張は温度が下がる(補足参照)ので、

・CはBより低温(C<B)

とわかります。

 

また、理想気体なのでpV=nRTの公式が使えて、

・pが等しければVが小さいほどTは小さい

ということがわかるので、

・AはCより低温(A<C)

とわかります。

 

よって温度の大小関係は

A<C<B

となります。

 

温度が高いほど内部エネルギーは大きいので

大小関係はそのままであり、

よって答えは UA<UC<UB となります。

 

 

補足

断熱膨張は温度が下がることを説明します。

熱力学第一法則より、

ΔU = Q - W (Wは気体がした仕事)

断熱なのでQ=0

ΔU = - W

膨張なので W>0

よって ΔU<0

内部エネルギーは減少し、ひいては温度も低下します。

選択肢2. UA<UC<UB

この選択肢が答えとなります。

まとめ

・温度が高いほど内部エネルギーは大きい

・断熱膨張は温度が下がる

ということをおさえておきましょう。

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