大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問74 (物理(第2問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問74(物理(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

物体の運動に関する探究の過程について、後の問いに答えよ。

Bさんは、水平な実験机上をなめらかに動く力学台車と、ばねばかり、おもり、記録タイマー、記録テープからなる図1のような装置を準備した。そして、物体に一定の力を加えた際の、力の大きさや質量と物体の速さの関係を調べるために、次の2通りの実験を考えた。

【実験1】
いろいろな大きさの力で力学台車を引く測定を繰り返し行い、力の大きさと速さの関係を調べる実験。

【実験2】
いろいろな質量のおもりを用いる測定を繰り返し行い、物体の質量と速さの関係を調べる実験。

【実験2】として、力学台車とおもりの質量の合計が
ア:3.18kg
イ:1.54kg
ウ:1.01kg
の3通りの場合を考え、各測定とも台車を同じ大きさの一定の力で引くことにした。
この実験で得られた記録テープから、台車の速さvと時刻tの関係を表す図2のグラフを描いた。ただし、台車を引く力が一定となった時刻をグラフのt=0としている。

図2の実験結果からAさんの仮説「物体の速さは物体にはたらく力と物体の質量のみによって決まり、ある時刻の物体の速さvは、その時刻に物体が受けている力の大きさFに比例し、物体の質量mに反比例する」が誤りであると判断する根拠として、最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 質量が大きいほど速さが大きくなっている。
  • 質量が2倍になると、速さは1/4倍になっている。
  • 質量による運動への影響は見いだせない。
  • ある質量の物体に一定の力を加えても、速さは一定にならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 ある質量の物体に一定の力を加えても、速さは一定にならない。

 

解説

Aさんは仮説で

「ある時刻の物体の速さvは、(中略)物体の質量mに反比例する」

と述べています。つまりAさんの仮説によると

「力を一定にして特定の時刻に着目したとき、着目した時刻によらず、

質量が大きい物体ほど必ず速さが小さくなっている」ということになります。

しかし、この仮説に反して図2からは

「力を一定にして特定の時刻に着目したとき、着目した時刻によって、

速さの大小関係が変わっている」ということが読み取れます。

もっと端的に言えば、「力一定で時刻によって速さが変わる」ということです。

これと同内容のことを述べている選択肢が正解となります。

選択肢1. 質量が大きいほど速さが大きくなっている。

誤答選択肢です。

もし正しければAさんの仮説への反論にはなりますが、

速さの大小関係は時刻によって入れ替わっているため、

図2から読み取れることとしては間違いになります。

 

選択肢2. 質量が2倍になると、速さは1/4倍になっている。

誤答選択肢です。

もし正しければAさんの仮説への反論にはなりますが、

速さの比は時刻によって変わっているため、

図2から読み取れることとしては間違いになります。

選択肢3. 質量による運動への影響は見いだせない。

誤答選択肢です。

もし正しければAさんの仮説への反論にはなりますが、

3つのグラフの傾きが異なるため質量は運動に影響しており、

図2から読み取れることとしては間違いになります。

選択肢4. ある質量の物体に一定の力を加えても、速さは一定にならない。

この選択肢が正解となります。

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