大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問76 (物理(第2問) 問5)
問題文
さらに、Bさんは、一定の速さで運動をしている物体の質量を途中で変えるとどうなるだろうかという疑問を持ち、次の2通りの実験を行った。
小球を発射できる装置がついた質量M1の台車と、質量m1の小球を用意した。この装置は、台車の水平な上面に対して垂直上向きに、この小球を速さv1で発射できる。図3のように、水平右向きに速度Vで等速直線運動する台車から小球を打ち上げた。このとき、小球の打ち上げの前後で、台車と小球の運動量の水平成分の和は保存する。小球を打ち上げる直前の速度Vと、小球を打ち上げた直後の台車の速度V1の関係式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問76(物理(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
さらに、Bさんは、一定の速さで運動をしている物体の質量を途中で変えるとどうなるだろうかという疑問を持ち、次の2通りの実験を行った。
小球を発射できる装置がついた質量M1の台車と、質量m1の小球を用意した。この装置は、台車の水平な上面に対して垂直上向きに、この小球を速さv1で発射できる。図3のように、水平右向きに速度Vで等速直線運動する台車から小球を打ち上げた。このとき、小球の打ち上げの前後で、台車と小球の運動量の水平成分の和は保存する。小球を打ち上げる直前の速度Vと、小球を打ち上げた直後の台車の速度V1の関係式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- V=V1
- (M1+m1)V=M1V1
- M1V=(M1+m1)V1
- M1V=m1V1
- 1/2(M1+m1)V2=(1/2)M1V12
- 1/2(M1+m1)V2=(1/2)M1V12+(1/2)m1v12
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
解答 V=V1
簡潔な解説
小球を打ち上げる力の向きは鉛直方向であり、
台車が小球から受ける反作用の向きも鉛直方向です。
よって台車は水平方向には力を受けないので、
慣性の法則により水平成分については
打ち上げ直前の速度を保ちます。
よって答えは V=V1 となります。
詳細な解説(計算で求める方法)
小球を打ち上げる力の向きは鉛直方向であり、
慣性の法則により水平成分については
打ち上げ直前の速度を保ちます。よって
小球を打ち上げた直後の小球の速度の水平成分はV
となります。
問題文中に「台車と小球の運動量の水平成分の和は保存する」
とあります。これを使って計算してみましょう。
・小球を打ち上げる直前の全体の運動量の水平成分は(M1+m1)V
・小球を打ち上げた直後の台車の運動量の水平成分はM1V1
・小球を打ち上げた直後の小球の運動量の水平成分はm1V
ですから、
(M1+m1)V = M1V1 + m1V
M1V+m1V = M1V1 + m1V
M1V = M1V1
V=V1
となります。よって答えは V=V1 となります。
この選択肢が正解となります。
「一定速度で動く船の上で垂直にジャンプしても
船の運動に影響が出ない」ということを理解していれば
非常に簡単な問題でした。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問75)へ
令和4年度(2022年度)本試験 問題一覧
次の問題(問77)へ