大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問106 (化学(第3問) 問3(c))

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問106(化学(第3問) 問3(c)) (訂正依頼・報告はこちら)

必要があれば,原子量は次の値を使うこと。

H 1.0  C 12  N 14  O 16 Na 23  S 32  Cl 35.5  Ca 40

気体は、実在気体とことわりがない限り、理想気体として扱うものとする。

 

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

アンモニアソーダ法は、Na2CO3の代表的な製造法である。その製造過程を図2に示す。この方法には、NaHCO3の熱分解で生じるCO2,およびNH4ClとCa(OH)2の反応で生じるNH3をいずれも回収して、無駄なく再利用するという特徴がある。

NaCl 58.5kgがすべて反応してNa2CO3とCaCl2を生成するときに、最小限必要とされるCaCO3は何kgか。最も適当な数値を、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、この製造過程で生じるNH3およびCO2は、すべて再利用されるものとする。

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この過去問の解説 (1件)

01

CaCO3が何mol必要なのかが分かれば、その重量も分かります。


図を見ると、NaClとCaCO3それぞれを原料に

たくさんの反応が起こった結果Na2CO3とCaCl2が生成しています。
全ての反応について反応式を書き、何が何mol反応するのかを確認しましょう。

 NaCl+H2O+NH3+CO2→NH4Cl+NaHCO3 …①
 2NaHCO3→Na2CO3+CO2+H2O …②

 CaCO3→CaO+CO2 …③
 CaO+H2O→Ca(OH)2 …④
 2NH4Cl+Ca(OH)2→CaCl2+2NH3+2H2O …⑤

 

これら①~⑤の式をひとつにまとめると以下の式になります。
 2NaCl+CaCO3→Na2CO3+CaCl2

 

この式から、NaCl:CaCO3=2:1のmol比で反応することが分かりました。
NaCl(分子量58.5g/mol)は58.5kgあるため、58.5×1000/58.5=1000molあります
CaCO3はその1/2の割合で反応するため、1000mol/2=500mol必要です。
CaCO3(分子量100g/mol) 500molは100g/mol×500mol/1000=50kg

よって、答えは50kgになります。

 

①~⑤の式をひとつにまとめて考えましたが
まとめずに、NaCl 1molに対してCaCO3が何mol反応するか地道に考えても
答えを出すことはできます(時間はかかってしまいます)

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