大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問114 (化学(第5問) 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問114(化学(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

大気中には、自動車の排ガスや植物などから放出されるアルケンが含まれている。大気中のアルケンは、地表近くのオゾンによる酸化反応で分解されて、健康に影響を及ぼすアルデヒドを生じる。アルケンを含む脂肪族不飽和炭化水素の構造と性質、およびオゾンとの反応に関する次の問いに答えよ。

脂肪族不飽和炭化水素とそれに関連する化合物の構造に関する記述として誤りを含むものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • エチレン(エテン)の炭素―炭素原子間の結合において、一方の炭素原子を固定したとき、他方の炭素原子は自由に回転できない。
  • シクロアルケンの一般式は、炭素数をnとするとCnH2n-2で表される。
  • 1―ブチンCH≡C-CH2-CH3の四つの炭素原子は、同一直線上にある。
  • ポリアセチレンは、分子中に二重結合をもつ。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「多重結合とその立体構造・回転」についての問題です。

選択肢1. エチレン(エテン)の炭素―炭素原子間の結合において、一方の炭素原子を固定したとき、他方の炭素原子は自由に回転できない。

正しい文章です。
エチレンは語尾がeneであるため、アルケンに分類される化合物

であると分かります。
アルケンは-C=C-構造を1つもちます。

二重結合でつながった炭素は一方を固定すると回転できません。

箸2本の両端を固定してねじれないのと同じです。

選択肢2. シクロアルケンの一般式は、炭素数をnとするとCnH2n-2で表される。

正しい文章です。
シクロアルケンとは環状で-C=C-を1つもつ化合物です。
n=3、n=4で確かめてみると一般式CnH2n-2にあてはまりました。
 

選択肢3. 1―ブチンCH≡C-CH2-CH3の四つの炭素原子は、同一直線上にある。

間違った文章です。
三重結合でつながった炭素は同一直線状にありますが

単結合でつながった炭素は自由に回転でき同一直線状にあるとは

限りません。

 

選択肢4. ポリアセチレンは、分子中に二重結合をもつ。

正しい文章です。

ポリアセチレンとは、三重結合をもつアセチレンがつながった化合物です。
ポリアセチレンがつながるときは、三重結合が開裂し二重結合に変わります。
よって分子中から三重結合はなくなります。

参考になった数0