大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問131 (生物(第2問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問131(生物(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

栽培種のキクも、病原菌に感染することで枯れたり成長が抑制されたりすることがある。そこで、トランスジェニック植物の作製技術を用いて、キクに病原菌に対する抵抗性を付与する研究が進められている。その実験方法の一例として、手順1〜3がある。

手順1
薬剤Kの耐性遺伝子Xを組み込んだプラスミドを準備する。薬剤Kを与えると、遺伝子Xが導入されていない植物の細胞は増殖できないが、遺伝子Xが導入された植物の細胞は増殖することができる。cこのプラスミドに病原菌に対する抵抗性を付与する遺伝子YのDNAを組み込み、図3のプラスミドを作製する。なお、作製したプラスミドにおいて、遺伝子Xと遺伝子Yはいずれも転写調節領域とプロモーターに連結されており、それぞれの遺伝子は導入された植物細胞で発現する。

手順2
図3のプラスミドをアグロバクテリウムに導入する。このアグロバクテリウムを、輪切りにしたキクの茎の細胞に感染させる。その後、茎から多数の新たな芽(不定芽)を形成させる。これらの不定芽には、遺伝子Xと遺伝子Yの両方が導入されたものと、どちらも導入されていないものとがある。

手順3
d薬剤Kを含む培地で、手順2で得られた不定芽を培養する。その後、不定芽から植物体を再生させ、トランスジェニック植物を作製する。作製したトランスジェニック植物でe遺伝子Yが発現していることを確認する。

手順1〜3により作製したトランスジェニック植物を自家受粉させて多数の種子を回収し、発芽させ、育てた。このとき得られた個体のうち、病原菌に対する抵抗性を持つ個体の割合として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、トランスジェニック植物を作製したキクは二倍体であり、遺伝子Yはキクの細胞で1本の染色体の1箇所に組み込まれたものとする。
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