大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問74 (物理(第1問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問74(物理(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の問いに答えよ。

図5のように、長さがLで太さが一様な抵抗線ab,抵抗値がR1の抵抗、抵抗値がR2の抵抗、検流計G、直流電源、電流計を接続する。接点cは、ab上を自由に移動できる。ここで、点cをab上で動かし、検流計Gに電流が流れない点を見つけた。このときのac間の距離をxとした場合、R1/R2を表す式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • x/L
  • x/(L−x)
  • x/(L+x)
  • L/x
  • (L−X)/x
  • (L+X)/x

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この過去問の解説 (2件)

01

「検流計Gに電流が流れていない」ことからホイートストンブリッジの式を使うことが考えます。

 

長さがLで太さが一様な抵抗線abの抵抗をRとすると

acとcbの2つの直列の抵抗に分けて考え、

acの抵抗 (x/L)×R

cbの抵抗 ((L-x)/L)×R

となります。

 

ホイートストンブリッジの式より

R1×(cbの抵抗)=R2×(acの抵抗)

より

 

R1×((L-x)/L)×R=R2×(x/L)×R

R1×(L-x)=R2×x

R1/R2=x/(L-x)

が正答になります。

まとめ

検流計に電流が流れていないときにはホイートストンブリッジの式を使えないか考えましょう。

また、一様な抵抗棒については直列で分けることができることがあるのでこれもポイントです。

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02

R1/R2を表す式はx/(l-x)です。

 

これはメートルブリッジと呼ばれる回路です。

検流計Gのもう1つの接点をdとしました。

検流計Gに電流が流れていないため、cd間は断線している・無いものとして扱えます。

加えて、cd間に電位差はありません

キルヒホッフの第1法則から抵抗線を流れる電流はcを通過しても変化せず、

また、抵抗1、抵抗2を流れる電流も同様にdを通過しても変化しません。

それぞれの電流をI1、I2としました。

cd間に電位差がないため、ac間とad間の電圧は等しく、

また、cb間とdb間の電圧も等しくなります。

抵抗は R = ρ⋅l/S
という式で表せます。ρ は抵抗率、l は長さ、S は太さを表します。

この式を用いて、ac間の抵抗は Rac = ρ・x/S

cb間の抵抗は Rcb = ρ・(l-x)/S

で表されます。

ac間とad間の電圧は等しいことから

I1・Rac = I1・ρ⋅x/S=I2・R1・・・①

cd間とdb間の電圧は等しいことから

I1・Rcb = I1・ρ・(l-x)/S=I2・R2・・・②

となります。①/②より、

x/(l-x)=R1/R2

 となります。

まとめ

電流が流れていない箇所は断線している・無いものとして扱えます。

そのため、その個所を通過しても電流は変化しません

加えて、電位差が無いこともポイントです。

 

そのことを踏まえ、キルヒホッフの法則で式をつくります。

 

 

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