大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問124 (化学(第5問) 問3(a))
問題文
水溶液中に少量含まれる金属イオンの物質量を求めたいとき、分子量の大きい有機化合物を金属イオンに結合させて生成する沈殿の質量をはかる方法がある。この有機化合物の例として、化合物A(分子式C13H9NO2,分子量211)がある。pHを適切に調整すると、式(1)のように化合物Aの窒素原子と酸素原子が価の金属イオンM2+に配位結合し、M2+が化合物Bとしてほぼ完全に沈殿する。
CuとZnからなる合金Cに含まれるCuの含有率(質量パーセント)を求めたい。式(1)の反応はCu2+とZn2+の両方のイオンで起こるが、沈殿が生じるpHは異なる。図2は、Cu2+またはZn2+のみを含む水溶液に化合物Aを加えて反応させたとき、化合物Bとして沈殿した金属イオンの割合(%)をpHに対して示したものである。
a 図2より、Cu2+とZn2+を含む水溶液からCu2+のみが化合物Bとしてほぼ完全に沈殿するpHの範囲が読み取れる。次に示す水溶液ア〜エのうち、pHがこの範囲内にあるものはどれか。最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ア 0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液
イ 0.1mol/Lのアンモニア水と0.1mol/Lの塩化アンモニウム水溶液を1:1の体積比で混合した水溶液
ウ 0.1mol/Lの酢酸水溶液と0.1mol/Lの酢酸ナトリウム水溶液を1:1の体積比で混合した水溶液
エ 0.1mol/Lの塩酸
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問124(化学(第5問) 問3(a)) (訂正依頼・報告はこちら)
水溶液中に少量含まれる金属イオンの物質量を求めたいとき、分子量の大きい有機化合物を金属イオンに結合させて生成する沈殿の質量をはかる方法がある。この有機化合物の例として、化合物A(分子式C13H9NO2,分子量211)がある。pHを適切に調整すると、式(1)のように化合物Aの窒素原子と酸素原子が価の金属イオンM2+に配位結合し、M2+が化合物Bとしてほぼ完全に沈殿する。
CuとZnからなる合金Cに含まれるCuの含有率(質量パーセント)を求めたい。式(1)の反応はCu2+とZn2+の両方のイオンで起こるが、沈殿が生じるpHは異なる。図2は、Cu2+またはZn2+のみを含む水溶液に化合物Aを加えて反応させたとき、化合物Bとして沈殿した金属イオンの割合(%)をpHに対して示したものである。
a 図2より、Cu2+とZn2+を含む水溶液からCu2+のみが化合物Bとしてほぼ完全に沈殿するpHの範囲が読み取れる。次に示す水溶液ア〜エのうち、pHがこの範囲内にあるものはどれか。最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ア 0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液
イ 0.1mol/Lのアンモニア水と0.1mol/Lの塩化アンモニウム水溶液を1:1の体積比で混合した水溶液
ウ 0.1mol/Lの酢酸水溶液と0.1mol/Lの酢酸ナトリウム水溶液を1:1の体積比で混合した水溶液
エ 0.1mol/Lの塩酸
- ア
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