大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問81 (物理(第2問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問81(物理(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

空気中での落下運動に関する探究について、次の問いに答えよ。

生徒:抵抗力の大きさRが速さvに比例すると仮定すると、正の比例定数kを用いて
R=kv
と書けます。物体の質量をm、重力加速度の大きさをgとすると、R=mgとなるvが終端速度の大きさvfなので、
vf=mg/k
と表されます。実験をしてvfとmの関係を確かめてみたいです。
先生:いいですね。図1のようなお弁当のおかずを入れるアルミカップは、何枚か重ねることによって質量の異なる物体にすることができるので、落下させてその関係を調べることができますね。その物体の形は枚数によらずほぼ同じなので、kは変わらないとみなしましょう。物体の質量mはアルミカップの枚数nに比例します。
生徒:そうすると、vfがnに比例することが予想できますね。

n枚重ねたアルミカップを落下させて動画を撮影した。図2のように、アルミカップが落下していく途中で、20cmごとに落下するのに要する時間を10回測定して平均した。この実験をn=1、2、3、4、5の場合について行った。その結果を表1にまとめた。

生徒:アルミカップの枚数nとvfの測定値を図3に点で描き込みましたが、
vf=mg/kに基づく予想と少し違いますね。

図3が予想していた結果と異なると判断できるのはなぜか。その根拠として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • アルミカップの枚数nを増やすと、vfが大きくなる。
  • 測定値のすべての点のできるだけ近くを通る直線が、原点から大きくはずれる。
  • vfがアルミカップの枚数nに反比例している。
  • 測定値がとびとびにしか得られていない。

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 測定値のすべての点のできるだけ近くを通る直線が、原点から大きくはずれる。

 

解説

問題文中に「物体の質量mはアルミカップの枚数nに比例」とあり、

予想に用いた式はvf=mg/kという関係であるため、

予想していた結果は「 vf と n が比例する」というものです。

図3から読み取れることのうち、上記の予想に反しているものを

選択します。

選択肢1. アルミカップの枚数nを増やすと、vfが大きくなる。

誤答選択肢です。

測定値も予想もこのような振る舞いになっているため

予想と異なると判断する根拠にはなりません。

選択肢2. 測定値のすべての点のできるだけ近くを通る直線が、原点から大きくはずれる。

この選択肢が正解となります。

図3から読み取れることでかつ、予想に反しています。

(比例であれば原点を通らなくてはなりません。)

選択肢3. vfがアルミカップの枚数nに反比例している。

誤答選択肢です。

そもそも図3から読み取れる情報に反しています。

選択肢4. 測定値がとびとびにしか得られていない。

誤答選択肢です。

「一部の情報から全体像を演繹することはできない」という論理との

混同を狙った選択肢かもしれませんが、全く関係ありません。

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