大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問92 (物理(第4問) 問1(2))

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問92(物理(第4問) 問1(2)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

物理の授業でコンデンサーの電気容量を測定する実験を行った。まず、コンデンサーの基本的性質を復習するため、図1のような真空中に置かれた平行平板コンデンサーを考える。極板の面積をS、極板間隔をdとする。

次の文章中の空欄( イ )に入れる式として正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

図1のコンデンサーに電気量(電荷)Qが蓄えられているときの極板間の電圧をVとする。極板間の電場(電界)が一様であるとすると、極板間の電場の大きさEとV、dの間にはE=( ア )の関係が成り立つ。また、真空中でのクーロンの法則の比例定数をk0とすると、二つの極板間には4πk0Q本の電気力線があると考えられ、電気力線の本数と電場の大きさの関係を用いるとEが求められる。これと( ア )が等しいことからQはVに比例してQ=CVと表せることがわかる。このとき比例定数(電気容量)はC=( イ )となる。
問題文の画像
  • 4πk0dS
  • dS/4πk0
  • 4πk0S/d

  • S/4πk0d

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 S/4πk0d

 

簡単な解説

誘電体を挟んでいないコンデンサの静電容量の公式は、

C = ε0S/d (ε0:電気定数(真空の誘電率ともいう))

であり、クーロンの法則の比例定数k0と電気定数の関係は

ε0=1/4πk0

であるから、

C = ε0S/4πk0d

となります。

よって答えは S/4πk0d となります。

 

詳細な解説

ガウスの法則の理解を問う問題です。

 

電場の強さをEとすると、

ある面を貫く電気力線の本数は、単位面積あたりE本です。

つまり、面積Sの面を貫く電気力線の総数はESです。

 

電気量Qの帯電体から出る電気力線の総数は

4πk0Q本であり、これら全部が面積Sの領域を貫いているから

ES = 4πk0Q

が成り立ちます。

 

これとE=V/dより、

(V/d)S = 4πk0Q

変形して

Q = (S/4πk0d)V

これを

Q = CV

と比較して、

C = S/4πk0d

よって答えは S/4πk0d となります。

選択肢4.

S/4πk0d

この選択肢が正解となります。

まとめ

電気力線およびガウスの法則を復習しておきましょう。

ε0=1/4πk0 であることも覚えておきましょう。

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