共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問14 (物理基礎(第3問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問14(物理基礎(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

空気中を伝わる音について、次の問いに答えよ。ただし、風の影響は無視できるものとする。

音の速さを三つの異なる方法で測定した。

3番目の方法として、図1のような、水だめを上下させることでガラス管内の空気の部分(以下、これを気柱と呼ぶ)の長さを調節できる装置を用いて、次の手順で音の速さを測定した。
まず、ガラス管の上端の近くまで水面を上げた。次に、ガラス管の上で振動数500Hzのおんさを鳴らし、水面を下げていき、気柱が共鳴する水面の位置を測定した。このとき、気柱がはじめて共鳴したときの水面の位置と2回目に共鳴したときの水面の位置は34cm離れていた。この結果から求められる音波の波長と、音の速さの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 波長:0.17m  音の速さ:320m/s
  • 波長:0.17m  音の速さ:340m/s
  • 波長:0.34m  音の速さ:320m/s
  • 波長:0.34m  音の速さ:340m/s
  • 波長:0.51m  音の速さ:320m/s
  • 波長:0.51m  音の速さ:340m/s
  • 波長:0.68m  音の速さ:320m/s
  • 波長:0.68m  音の速さ:340m/s

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は、波長:0.68m、音の速さ:340m/sの組み合わせの選択肢です。


図を描けばわかりやすいため、まずは描いてみましょう。

 

閉口端での1回目の共鳴は1/4λ+開口端補正のとき、2回目の共鳴は3/4λ+開口端補正のときに起こります。
 

つまり、2回目と1回目との差34cmは、
(3/4λ+開口端補正)−(1/4λ+開口端補正)= 1/2λ
です。

 

そのため波長λは、
λ=1/2λ×2=34(cm)×2=68(cm)→0.68(m)
となります。

 

音の速さは、これまでと同様v=fλより、
v=500×0.68=1/2×10^3×0.68=340(m/s)
となります。

選択肢8. 波長:0.68m  音の速さ:340m/s

この選択肢が適当となります。

まとめ

前問が開口端同様の条件での音の速さについての問題だったため、当問は閉口端での音の速さについての出題となっています。

 

閉口端ではなぜ節となるのかについては、下記2点の理由からです。
①音はそもそも縦波であり、グラフは縦波を横波として表しているから
②閉口端は縦波である音をこれ以上進ませない役割を果たし、固定端として扱えるから


上記の意味がわからない場合は音波の特徴とグラフにする意味がわかっていないと考えられるため、よく復習しましょう。
公式だけに頼っていると、すぐに置いていかれるのが物理です。

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02

気柱の共鳴実験を用いて、音波の波長と速さを求める問題です。

一方の端が水面で閉じられているガラス管において共鳴が起こるとき、管の開口部付近が「腹」、水面が「節」となる定常波ができています。 水面を下げていき、はじめて共鳴した位置から2回目に共鳴した位置までの距離は、ちょうど定常波の半波長(λ/2)に相当します。

この距離が 34 cm(0.34 m)であるため、

 

λ/2 = 0.34 (m) λ = 0.34 × 2 = 0.68 (m)

 

したがって、音波の波長は 0.68 m です。

波の基本公式「速さ = 振動数 × 波長」を用います。

おんさの振動数 f = 500 Hz、先ほど求めた波長 λ = 0.68 m を代入します。

 

V = 500 × 0.68 = 340 (m/s)

 

したがって、音の速さは 340 m/s となります。
 

選択肢8. 波長:0.68m  音の速さ:340m/s

よってこの選択肢が正解となります。

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03

解答 波長:0.68m  音の速さ:340m/s

 

解説

気柱共鳴管で音速を測定する典型的な問題です。

 

問題文より、

半波長:λ/2 = 34cm = 0.34m

これを2倍して

波長: λ = 0.68m

となります。

 

音速V、振動数f=500Hz、波長λについて、

V = fλ = 500Hz × 0.68m = 340 m/s

 

よって答えは 波長:0.68m  音の速さ:340m/s となります。

選択肢8. 波長:0.68m  音の速さ:340m/s

この選択肢が正解となります。

まとめ

気柱共鳴で音速を求める問題では、音源の振動数をf、

1回目に共鳴した水面の位置(管の口からの距離)をx1

2回目に共鳴した水面の位置(管の口からの距離)をx2として、

①半波長: λ/2 = x2 - x1

②4分の1波長: λ/4 (①÷2で求める)

③波長: λ (①×2あるいは②×4で求める)

④速さ: V = fλ (③を使う)

⑤開口端補正: (λ/4) - x1   (②を使う)

を素早く計算しましょう(今回は①③④のみでよい問題でした)。

 

なお、この手の問題ではcmとmが混在することが多いので、

単位に注意しましょう。

参考になった数0