共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問51 (地学基礎(第1問) 問3)
問題文
火成岩や鉱物について述べた文として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問51(地学基礎(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
火成岩や鉱物について述べた文として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 造岩鉱物は、原子が不規則に配列しているのが特徴である。
- 深成岩は、複数の種類の鉱物とガラスで構成されていることが多い。
- 安山岩と閃緑(せんりょく)岩の違いは、マグマの化学組成の違いを反映している。
- 苦鉄質岩(塩基性岩)には斜長石、輝石、かんらん石が含まれていることが多い。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
火成岩は、マグマが冷え固まってできた岩石で、さまざまな鉱物の組み合わせから成ります。
では、問題を見てみましょう。
造岩鉱物(石英・長石・輝石など)は、原子が規則正しく配列した結晶構造をもちます。
原子が不規則に配列しているのは、火山ガラスなど非晶質(アモルファス)のものです。
そのため、この選択肢は誤りです。
深成岩は地下深くでゆっくり冷え固まるため、結晶が十分に成長します。
そのため、深成岩はガラス質を含まず、複数の鉱物結晶のみから成る等粒状組織をもちます。
ガラス質を含むのは急冷された火山岩です。
そのため、この選択肢は誤りです。
安山岩(火山岩)と閃緑岩(深成岩)は、どちらも中間質の化学組成をもちます。
この2つの違いは化学組成の違いではなく、冷却速度(冷え固まった場所)の違いです。
安山岩は地表付近で急冷されて斑状組織になり、閃緑岩は地下深部でゆっくり冷えて等粒状組織になります。
そのため、この選択肢は誤りです。
苦鉄質岩(玄武岩・斑れい岩など)は鉄とマグネシウムを多く含む暗色の岩石です。
斜長石、輝石、かんらん石はいずれも苦鉄質岩に多く含まれる鉱物です。
そのため、この選択肢は正しいです。
・造岩鉱物 = 原子が規則正しく配列した結晶構造(不規則なのは非晶質・火山ガラス)
・深成岩 = ゆっくり冷えた等粒状組織(ガラス質なし)
・苦鉄質岩 = 斜長石・輝石・かんらん石を多く含む暗色の岩石
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
火成岩や鉱物の基本的な性質(結晶構造・組成・成因)を正しく理解しているかを問う問題です。
誤りです。
造岩鉱物は結晶であり、原子は規則正しく配列しています。
不規則なのはガラス質です。
誤りです。
深成岩は地下でゆっくり冷えるため結晶のみからなり、ガラスはほとんど含みません。
誤りです。
両者は化学組成はほぼ同じで、違いは冷却場所(火山岩か深成岩か)による組織の違いです。
正しい記述です。
苦鉄質岩はFeやMgに富み、これらの鉱物を多く含みます。
以上より、正しい選択肢は、
苦鉄質岩には斜長石、輝石、かんらん石が含まれていることが多い。
です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
火成岩や鉱物の特徴についてまとめましょう。
造岩鉱物は、原子が「規則正しく配列した結晶構造を持つ」のが特徴です。
不規則なのはガラス(火山ガラス)なので、誤りとなります。
深成岩は、地下でゆっくり冷えてできるため、ほぼすべてが結晶からなり、ガラスはほとんど含まれません。ガラスを多く含むのは火成岩なので、誤りとなります。
安山岩と閃緑岩は化学組成がほぼ同じなので、誤りとなります。
安山岩と閃緑岩は、できる場所(火山岩か深成岩か)に違いがあります。
苦鉄質岩(塩基性岩)は、斜長石、輝石、かんらん石が含まれていることが多いので、正しいです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問50)へ
令和6年度(2024年度)本試験 問題一覧
次の問題(問52)へ