大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問106 (化学(第4問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問106(化学(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次の問いに答えよ。

高分子化合物に関する記述として下線部に誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • デンプンの成分の一つであるアミロペクチンは、冷水に溶けやすい。
  • アクリル繊維は、アクリロニトリルCH2=CH-CNが付加重合した高分子を主成分とする合成繊維である。
  • 生ゴムに数%の硫黄粉末を加えて加熱すると、鎖状のゴム分子のところどころに硫黄原子による架橋構造が生じ、弾性、強度、耐久性が向上する。
  • レーヨンは、一般にセルロースを適切な溶媒に溶解させた後、繊維として再生させたものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

一つ一つの選択肢の内容に注意して判断します。

選択肢1. デンプンの成分の一つであるアミロペクチンは、冷水に溶けやすい。

デンプンにはアミロースとアミロペクチンが含まれており、

アミロースは直鎖状の構造、アミロペクチンは枝分かれ状の構造をしていてどちらも冷水にはとけません。

しかしアミロースは熱湯には溶けます。

この記述は誤り、よってこの選択肢が正解となります。

選択肢2. アクリル繊維は、アクリロニトリルCH2=CH-CNが付加重合した高分子を主成分とする合成繊維である。

アクリルニトリルを付加重合するとアクリル繊維(ポリアクリルニトリル)となります。

よってこの選択肢は正しいです。

付加重合と縮合重合の違いに注意しましょう。

選択肢3. 生ゴムに数%の硫黄粉末を加えて加熱すると、鎖状のゴム分子のところどころに硫黄原子による架橋構造が生じ、弾性、強度、耐久性が向上する。

硫黄を加えることで架橋構造(網目状)となり弾性、強度、耐久性が向上します。

よってこの選択肢は正しいです。

選択肢4. レーヨンは、一般にセルロースを適切な溶媒に溶解させた後、繊維として再生させたものである。

レーヨンはセルロースを化学処理することで生成されます。

よってこの選択肢は正しいです。

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02

高分子化合物の基礎問題です。

選択肢1. デンプンの成分の一つであるアミロペクチンは、冷水に溶けやすい。

でんぷんはアミロースとアミロペクチンからなります。

アミロペクチンはグルコースが分岐状になっているため、水には溶けにくくなります。

分岐高分子は水に溶けにくいことを覚えておきましょう。

選択肢2. アクリル繊維は、アクリロニトリルCH2=CH-CNが付加重合した高分子を主成分とする合成繊維である。

ポリアクリロニトリルは合成繊維アクリル繊維の主成分です。

選択肢3. 生ゴムに数%の硫黄粉末を加えて加熱すると、鎖状のゴム分子のところどころに硫黄原子による架橋構造が生じ、弾性、強度、耐久性が向上する。

加硫は硫黄を加えることで起き、高分子鎖をつなぎ合わせることで巨大網目構造を作ります。

そのため、弾性などが飛躍的に向上します。

選択肢4. レーヨンは、一般にセルロースを適切な溶媒に溶解させた後、繊維として再生させたものである。

レーヨンはセルロースを水酸化ナトリウムなどで溶かした後、紡糸したものです。

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